歩行介助に必要なスキルを身につけよう

介護職は専門的な知識とスキルと経験が必要です。
新人介護職、ベテラン介護職など経験の差はあれども、利用者により良いケアを提供するためには正確かつ安全な介護技術を身につけ、さらに向上させていく必要があるのです。
その中でも歩行介助は日常の介護業務の中でも比較的多い介助です。
利用者一人一人の身体の状態というのは異なります。
ふらつきのある人、足の運びが悪い人、麻痺のある人など様々です。
どんな状況の利用者の介助を行うにしても、歩行介助で大事なことは歩行時の安全確保です。
利用者が転倒しないように細心の注意が必要です。
万が一ふらついた場合でもすぐに支えられる場所について利用者を見守り、寄り添う必要があります。

また、歩行機能を維持することも歩行介助の目的の一つです。
転倒が怖いとじっとしていては歩行機能がさらに低下してしまいます。
利用者の残存機能を維持させるよう介助を行うことも大事な目的です。
利用者にとって自分の足で歩けるということは自信にも繋がります。
自信がつくと日々の生活に対する意欲も高まりQOL向上にも繋がります。
利用者の介助を行う介護職にとって必要なことは、安全な介護を行うためのスキルです。
他の施設の人と意見を交換することは、仕事に対するモチベーションをアップすることにも繋がります。
研修や講習に参加すると、新しい知識を習得することができます。
また、スキルアップのためには、忙しい日々の業務の中では大変かもしれませんが、参考サイトを熟読したり研修や講習に積極的に参加したりすることも有効です。